結論から言うと……なりません!
お酒、というかアルコールは肝臓でアセトアルデヒドに分解されます。アセトアルデヒドはさらに無害な酢酸に分解されます。
お酒に強い・弱いは、このアセトアルデヒドを分解する酵素によります。そしてこの酵素は遺伝子で決まっています。つまり生まれつきです。これでは訓練しても意味無いですね。
体質を調べる
お酒を飲める体質かどうかは、アルコールパッチテストで調べられます。アルコールを染み込ませたガーゼを腕に貼って、10~20分後に肌の色の変化を見る、というやり方です。500円程度でキットが売っていますし、自分で消毒用アルコールを使って調べることも出来ます。
病院に行けば血液検査で正確にわかります。
飲める人の比率
お酒の強さは遺伝で決まると書きましたが、その遺伝子(ALDH2)は3種類に分かれます。NN型(強い)、ND型(弱い)、DD型(全く飲めない)です。
日本人の場合、比率はこんな感じです。
NN型(強):56%
ND型(弱):40%
DD型(無):4%
このように日本人の4割はお酒に弱いです。そして25人に1人は全く飲めません。ちなみに白人黒人はNN型(強)100%です。ちょっと卑怯ですね。
女性はお酒に弱い?
女性ホルモンには分解酵素の働きを妨げる効果があります。つまり遺伝的に飲める体質だとしても、女性はお酒に弱いんです。
なお、年を取ると(女性ホルモンが減少すると)お酒が飲めるようになるはずですが、その頃には肝臓が弱くなってしまうので、結局飲めないままかもしれません。
てゆうか量より質だろ!
お酒はアルコールの量だけでは決まりません。まあ私も20代半ばくらいまでは、デタラメに量を飲みまくっていました。味なんてわからず酔っ払ってぶっ倒れるような勢いで。
さすがに今はそんな無茶は止めて、銘柄とか見て選ぶようになりました。
美味しい酒をちびちびと飲むのなら、多少お酒に弱くても問題ありません。味わって飲みたいですね。