頭がガンガンする、吐きそう、などという嫌な二日酔いの症状。やる気出なくなりますよね。
その原因は……アセトアルデヒドです。
飲んだアルコールは肝臓で分解されますが、その際にアセトアルデヒドができます。通常はさらに分解されて無害な物質に変わるのですが、飲みすぎると分解しきれず血中に流れ出てしまいます。
飲んですぐに顔が赤くなってしまう人は、生まれつきこの分解能力が低い可能性があるので、飲む量を控えた方が良いでしょう。顔が赤くなるのは、アセトアルデヒドが血管を広げているせいです。
癌になる!
実はこのアセトアルデヒド、発がん性物質です。血管に入ったアセトアルデヒドは、肺から食道、頭頸部を経由して呼吸として出ていきますが、それらの部位が癌になる可能性があります。
特に食道がんの9割はアセトアルデヒドが原因と言われています。恐ろしいですね。しかしタバコの煙などにも含まれているので、飲酒のせいとは限りませんが。
他の原因
アセトアルデヒド以外にも二日酔いの原因があります。それは脱水症状です。
実はアルコールには利尿作用があり、飲んだ量より出る量の方が多くなるのです。そのためおかしな話ですが、飲めば飲むほど脱水症状に陥ってしまいます。
飲んだ後に吐いたりするのも、水分不足による胃酸過多のせいだったりします。
まとめ
飲み過ぎないようにしましょう。