杜氏のいない「獺祭」、非常識経営の秘密
http://toyokeizai.net/articles/-/41798
記事によると、これまで杜氏がやってきた職人技術を数値で記録するようにして、社長とパートの女性だけで醸造できるようにしたとのこと。というか10年以上前からその体制でやってるんですね。
私は2年位前にお店で獺祭を飲みましたが、美味しいお酒でした。ただ最近はプレミアが付いたようで、当時の3~4倍の値段になっています。正直、手が出ません。
メルセデスベンツの公式スポンサーになったりと、プロモーションが上手いんでしょうね。
なぜマスターキートン?
この記事を読んでいてマスターキートンを思い出しました。9巻の「シャトー・ラジョンシュ1944」です。完全版だと何巻なのかわかりませんけど。
1944年、ドイツ軍に占領されていたブドウ畑が戦場になる。まさにその時、収穫のチャンスだったブドウを、たった2人で命がけで摘み取る。このワインが大当たりで、高額取引もされました。
しかしその後は良いワインが作れず、経営の傾いたシャトーは妻によって科学的ワイン造りに切り替えることになる、といったお話です。その後の展開は省略。
職人や自然まかせの製法ではなく、誰でも再現できる科学的手法に切り替えるという点が共通しているだけなんですけどね。
この手法の変化は時代の流れなんでしょうね。